本体素材を選ぶ場合は、おもにABS樹脂とステンレスSUS304があります。見栄えの違いは見ての通りですが、生産ロットの見込みを考慮しますと、ABS樹脂は単価が格段に安くなりますが金型の初期投資が必要で、ステンレスは単価は高めですが加工方法により小ロットでも調整が可能です。
■ ABS樹脂 ■
新しくオリジナルの本体をデザインし金型製作から行う方法と、既存の弊社金型を利用して商品名や色などを変更する方法があります。後者は小ロットが可能です。
■ ステンレスSUS304 ■
小ロットで新しく豪華なオリジナルの本体をデザインできます。プレス加工やレーザー溶接により大量生産も可能。
磁石ユニットは磁気処理装置の心臓部です。20年以上の実績と研究により3つのユニットでカスタマイズできます。最終的にめざすPBブランド商品のセールスポイントを考慮し、「省スペース型」「最新技術型」「最強型」などのコンセプトでカスタマイズします。
●省スペース型:2連磁石ユニット
スペースを最小限に抑えることができます。外部への磁気の漏洩が少なく、元管25Aまでの水処理効果を充分に発揮します。
遠赤外線放射体を焼付塗装させて放射効率を10%以上向上させ、さらに磁石の保持力をアップさせたNEOタイプも登場。
磁石はネオジウム450mT。
●最新技術型:増幅型3連磁石デュアルユニット
ネオジウム磁石間の整流回路を2列にすることで、水流に対し磁力が常に循環した状態をつくります。それにより磁石のS-N-S面の磁力が20〜25%(当社比)増強され、水流に対する作用効率を向上させています。
●強力型:4連磁石ユニット
磁石を反発作用させて磁気整流回路により磁力線が循環する仕組みを採用しています。磁石スペースは大きく、磁石の選択や2段式にも対応できるので、保持力をアップさせたりカスタマイズが豊富です。
磁石はネオジウム450mTと、遠赤外線放射セラミックフェライト155mTの2段式が選択できます。
●業務用モデル:2連磁石特殊ユニット
大型のフェライト磁石をS-S反発式で2段2連配列し、大口径配管における水処理の重要な要素である水処理面積(充分な照射距離)や、保持力を充分に確保しています。
●共通機能
【磁気整流回路】
磁束のほとんどを水流側に収束し、磁場の向きを交互に繰り返した構造にしています。それにより反磁性電流(J電流)が金属管の内部面に流れることで、新たな磁場が発生し、鉄管やライニング鋼管など磁石に吸着する材質や、金属製の配管の上からでも水処理効果を発揮することができます。 それにより部分的に樹脂管に加工することなく直接取り付けが可能です。
【遠赤外線光反射共振回路】
遠赤外線を特殊素材に反射させながら管の中心部に効率良く作用させ続け、さらに磁力線との相乗効果を引き出し、水処理効果を向上させる技術です。